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東洋医学

東洋医学は、予防医学として病気を未然に防ぐために昔から受け継がれてきた民間療法として、体系化されてきたものです。

東洋医学の考え方

東洋医学では、宇宙全体を調和(バランス)の世界ととらえます。この調和によって自然界が成り立ち、私たちの身体も小さな宇宙ととらえて、調和のとれた心身こそが健康な状態だと考えます。つまり、身体の各臓器は単独で存在しているのではなく、他の臓器とのバランスをとることで正常な働きを指示することができ、また私たち自身、自然界との調和のもとに生きることで健康を保つ事ができるという考え方で成り立っています。

東洋医学と西洋医学の違い

東洋医学は東洋の地で育ち、人間の体質に合わせ、多くの臨床経験から大成され、受け継がれ、東洋に根付いた伝統医学ということができます。また西洋医学では、実験や検査データから証明された自然科学思想を基礎としている医学です。この2つはそれぞれ発展した歴史も異なりますが、大きく異なる点では病気の診断・治療方法にあります。 両者は対立するものではなく、上手に取り入れることが大切です。

気・血・水とは

東洋医学の調和の世界の中で、身体が健全に機能していくために欠かせない"生命の根源"というべきものを、「気」と呼びます。この気のバランスが崩れると、病気になったり、身体の不調が生じます。 気は『生命エネルギーの最小単位』と定義されています。 その作用として…
①温煦作用:身体を温め、新陳代謝を高める
②推動作用:生理機能の円滑
③防御作用:免疫力の維持、向上
④固摂作用:血管やリンパ管から液体成分を漏れないようにする作用
⑤転化作用:物質にエネルギー効果を受け渡す作用

があると言われています。
すなわち気とは生命を保つために必要な原動力のことで、恒常性維持機能=自然治癒力を司るものであると考えられます。
東洋医学の考え方の中に「気」と同様に大事なものがあります。それは「血」と「水」です。 「血」と「水」は、「気」が原動力となり全身に巡ります。人間はそれらの調和により生命現象が成り立っています。

気と血と水の関係

気と血と水は、お互いに作用し合って、それぞれが正常に働き合い、バランスが取れていることが大切です。気が巡れば、血も水も巡り、気が滞れば、血も水も滞ります。

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